ゆとり世代ADHDのたのしいブログ

ゆとり世代のADHD(オス、3■歳、締め切りが厳しい仕事で食ってる。コンサータ服用中)が書く、たのしーブログです。読むと時間が潰せます。

【今週のお題「外のことがわからない」】東京の外がわからない

東京の外がわからない

さて、今週のお題「外のことがわからない」といえば、僕は東京生まれの東京育ちなもので、東京の外で生まれ育つというのがどういうことかわかりません。

 

まあ、東京といっても23区の方じゃなくって、ずっと西のほうですけどね。

 

「東京生まれ」ってことをはじめて意識したのは、大学に入ったときですね。

そこでは東京出身者っていうのは、ある種のマイノリティーです。大半は他県出身者。これは会社でも同じですね。

 

ああ、東京っていうのは、全国のいろいろな人の集まりなんだなあと、当たり前のことを改めて実感しました。

 

一番違うのは、僕は地方から東京に出てくる、っていう経験をしていないわけですね。だから「ゆとりくんはどこ出身?」って聞かれて「……東京っす」って答えるときある種の引け目というか、申し訳なさというか、なんというか、感じちゃったりして。

 

価値観の違い?

つっても神奈川とか埼玉だったらほぼ東京じゃないですか。そのことを神奈川の湘南の方の出身の友達に言ったら、いや、やっぱり違うと。まあ彼のうちは自営で農業関係の仕事をしてましてね。対してうちは典型的な核家族です。

 

そんで、彼のところは、たとえば正月なんかはすごくしっかり正月らしいことをするそうなんですよ。僕なんかは正月っつうと、学生のころはフラっと静かな街に出て、1日から営業してる映画館なんかに行ってました。そのことを彼に言ったら信じられん、と絶句されましたね。

 

それからまた別の東海地方の出身の友人は、卒業後もしばらくはアルバイトしながら大学の近くに住んでたんですが、1年かそこらで実家に帰ってしまいました。在学中もときおり彼は東京は合わない、と言っていましたが、やはり本当に合わなかったのでしょう。今ではあちらで楽しく暮らしてるようなんで、なによりです。

 

僕はまだ未婚で、というかそれどころか彼女いない歴ほぼ年齢なんですが、結婚なんかするとなると、このギャップは結構大きい問題なのかもしれない。

たとえば先に書いた彼と同じように、地方の比較的伝統的な家族感の中で育ったような人と結婚したら、恋人どうしのときには気づかなかったような、相互のズレみたいなのがでてくるかもしれませんよね。僕が無神経に「元旦は暇だから映画でも見に行くかー?」なんて言ったら取り返しのつかないことになりそうです。

あんまり話したことないからわからない

ええと、なんかとりとめのない感じになりましたが、お題に話を戻すと、地方出身の方々は自分が地方出身であることについて、日頃そんなに話すことはないですし、僕も僕で自分が東京育ちであることについてあれこれ話すことはそうありません。友達として、あるいは仕事仲間として付き合う上で、それはさして重要なことではないし、話しようによっては変な雰囲気になることもありえるわけじゃないですか。

 

でもたまに思うのは、やっぱり東京育ちと地方出身の間には、もしかすると微妙に物事に関する見方とか人生観の違いみたいなのがあるのではないかなと。

 

たとえば、僕なんかすぐ仕事辞めてーとか愚痴っちゃうわけですけど、地方から出て来て、東京で仕事辞めちゃったら、それはもう実家に戻るしかないわけじゃないですか。

 

もちろんいろんな事情で、実家に戻るっていう選択肢がありえない人もいるでしょうし、僕は僕で仕事辞めたらやっぱり食ってけないのは変わらないわけですけど。でも、東京に出てくるっていうのは、やっぱある種の覚悟ったら大げさですけど、そういうのがあるのではないかなと。

ま、そんなことを思いました。

おしまい